関西病虫害研究会報
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原著論文
葉片浸漬法と散布法によるナミハダニの感受性検定の比較および簡易なハダニ接種法の開発
國本 佳範今村 剛士
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2016 年 58 巻 p. 13-16

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抄録
ビフェナゼート水和剤,エマメクチン安息香酸塩乳剤,シエノピラフェン水和剤を用いてインゲン葉片に接種したハダニに殺ダニ剤を散布する方法(散布法)とあらかじめ殺ダニ剤に浸漬したインゲン葉片にハダニを接種する方法(浸漬法)の補正死亡率をイチゴに寄生するナミハダニ黄緑型で比較した。ビフェナゼート水和剤とシエノピラフェン水和剤では両者の間に差はなかったが,エマメクチン安息香酸塩乳剤では散布法より浸漬法での補正死亡率が有意に低くなった。
また,小筆を用いないハダニ接種法として,初生葉が展開したインゲン茎水挿しの茎元にイチゴ小葉を置き,1日程度放置することで,イチゴ小葉に寄生するハダニのほとんどがインゲン葉へ移動した。これを殺ダニ剤に浸漬することで散布法と同様の補正死亡率が得られた。
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© 2016 関西病虫害研究会
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