日本看護研究学会雑誌
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レクリェーション療法の効果に関する看護者の認知構造
國方 弘子中嶋 和夫高木 永子高井 研一
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2002 年 25 巻 1 号 p. 1_101-1_109

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抄録
  本研究においては,精神科看護者を対象に,精神科看護領域で展開されているレクリェーション療法の効果の認知構造について明らかにすることを目的とした。 統計解析には,全国97施設において,レクリェーション療法に携わっている看護者730名のデータを用いた。 レクリェーション療法の効果の認知は42の質問項目を用いて把握した。 前記認知に関する因子を探索的因子分析で抽出した。 抽出された 「活動性」 と 「関係性」 の因子を一次因子,「看護独自の効果判断モデル」 を二次因子とする二次因子モデルはデータに十分適合していた。 以上のことから,精神科におけるレクリェーション療法の効果が 「活動性」 と 「関係性」 の側面から評価できる尺度開発の必要性が示唆された。
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© 2002 一般社団法人 日本看護研究学会
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