日本看護研究学会雑誌
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看護師の死生観尺度作成と尺度に影響を及ぼす要因分析
岡本 双美子石井 京子
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2005 年 28 巻 4 号 p. 4_53-4_60

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抄録

 本研究は看護師の死生観を尺度化し,その構造を明らかにすること,そして,尺度に影響を及ぼす要因を明らかにすることを目的とした。ホスピス・緩和ケア病棟を有する病院に勤務している看護師631名を対象に自記式質問紙調査を行った。探索的因子分析の結果,6因子解を最適解として採用し,第Ⅰ因子を「死の準備教育」,第Ⅱ因子を「死の不安」,第Ⅲ因子を「身体と精神死」,第Ⅳ因子を「遺体への想い」,第Ⅴ因子を「人生の終焉」,最後に,第Ⅵ因子を「死後の世界」と命名した。さらに,Stepwise探索的因子分析の結果6因子25項目が選択された。死生観に影響を及ぼす要因として,年齢や経験年数,ホスピス・緩和ケア病棟経験の有無・死別体験の有無・家族の死を意識するような病気や事故の経験の有無・死の話をする機会の頻度が挙げられた。

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© 2005 一般社団法人 日本看護研究学会
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