目的:日本看護研究学会会員の国際活動の実態と国際活動推進委員会(以下,本委員会)に対する会員のニーズを明らかにすることを目的とした。方法:本研究は,2022年6〜7月,日本看護研究学会会員5,419名を対象にオンライン・アンケート調査を行い,本委員会に対するニーズや国際活動の実態を明らかにした。また,本委員会へのニーズはアカデミックライティング,海外の学会と交流締結,学会参加の経済的支援および英文誌投稿の経済的支援の4項目で調査した。結果:有効回答は211名であった(回収率3.9%)。アカデミックライティングのニーズが最も高かった(81.2%)。過去10年間に海外学会参加経験がない,または過去10年間に英語論文投稿経験がない人の国際活動の阻害要因は,英語への自信のなさが最も多かった。結論:アカデミックライティングの企画や,国際活動のための実践的セミナーの企画を実施していくことが望まれる。