日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌
Online ISSN : 1884-6114
Print ISSN : 1883-1273
総説
サルコイドーシスによるぶどう膜炎に対するアダリムマブ治療
雜喉 正泰
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2017 年 37 巻 1_2 号 p. 25-30

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抄録

完全ヒト型抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体製剤であるアダリムマブが,サルコイドーシスによる中間部,後部または汎ぶどう膜炎の治療に保険適用で使用が可能となった.最初にサルコイドーシスに関連する眼の生理と病態について述べ,次にサルコイドーシスによるぶどう膜炎に対する従来の治療,アダリムマブの効果,パラドキシカル(逆説的)な副作用についてまとめた.当施設での治療経験を交え,サルコイドーシスによるぶどう膜炎に対するアダリムマブ治療について私見を述べた.従来の治療薬である副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤を適切に使用しても,不可逆性の視機能障害が予想される症例では,副作用に注意をしながらのアダリムマブの早期導入が良い選択肢となり得る.

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© 2017 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
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