2017 年 37 巻 1_2 号 p. 47-50
72歳女性が発熱を主訴として入院し,入院後の単純CTで全身リンパ節の腫大を認めた.腫大したリンパ節には18F fluorodeoxy glucose-positron emission tomography-CTで取り込みを認めた.取り込みを認めた右鎖骨上窩リンパ節を生検し,組織球性壊死性リンパ節炎と病理診断した.ステロイドを投与し,発熱,リンパ節の腫脹などの症状は改善した.18F fluorodeoxy glucose-positron emission tomography-CTは病変の範囲の推定,生検リンパ節の選択に有用であった.