2024 年 44 巻 1_2 号 p. 26-30
サルコイドーシスは全身の臓器に肉芽腫を来す疾患で,サルコイドーシス患者の30%前後に皮膚病変がみられる.また皮 膚は病理組織学的な検査を施行しやすい部位であることから,他科からコンサルトされることが多い. 本稿では,診療の手引きをもとに,サルコイド―シス診療における皮膚科医の役割や実際の診療の手順についても述べ る.今回の診療手引きの改定では,皮膚病変の病型分類について修正したのと,治療について新しい情報をアップデートし た.皮膚病変の治療で問題となるのが,積極的な介入をしないと醜形を残すような顔面の局面や頭部の脱毛斑を伴う局面で ある.また,自然消退が期待できるものの意外に残存する病変などについても述べる.