日本口腔内科学会雑誌
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総説
ホルムアルデヒド製剤の生体傷害性と使用撤廃に関する提言
石井 信之
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2024 年 30 巻 1 号 p. 19-24

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抄録
近年,化学物質過敏症やシックハウス症候群が社会問題化している。従来から歯科医療に使用されてきたホルムアルデヒ製剤は,化学物質過敏症やシックハウス症候群における最大の原因物資として問題視されている。現在,ホルムアルデヒドに対する規制の強化が行政や学校,および職域団体から推進されているが法的強制力はない。さらに,一般市民や医療関係者に対して,ホルムアルデヒドによる被害実態や健康障害に対する知識の普及をより一層推進,強化するべきである。
本提言書は,歯科医療におけるホルムアルデヒド製剤の生体傷害性を報告し,ホルムアルデヒド製剤の危険性と使用撤廃を歯科医療関係者に周知することを目的とした。
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© 2024 日本口腔内科学会
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