日本ペインクリニック学会誌
Online ISSN : 1884-1791
Print ISSN : 1340-4903
原著
帯状疱疹痛32例に対する脊髄刺激療法の有効性の検討
福本 倫子渡邉 恵介橋爪 圭司木本 勝大藤原 亜紀篠原 こずえ川口 昌彦
著者情報
ジャーナル フリー

24 巻 (2017) 1 号 p. 27-31

詳細
PDFをダウンロード (768K) 発行機関連絡先
抄録

種々の内服治療,神経根ブロックや交感神経節ブロック(熱凝固法)ではコントロールできない発症6カ月以内の重症帯状疱疹痛に対する一時的脊髄刺激療法(temporary spinal cord stimulation:temporary SCS)の有効性を後ろ向きに検討した.temporary SCSを行った帯状疱疹痛患者は32例(男性14例,女性18例)で,平均年齢は72.0±8.0歳,発症からtemporary SCS導入までの期間は中央値55.5日(12~165日)であった.32例中20例(62.5 %)でtemporary SCS治療前後の視覚アナログスケール(VAS)値または数値評価スケール(NRS)値に50 %以上の減少があった.有効であった20例中16例について1年以上経過観察したが,14例(87.5 %)は効果が持続していた.重症帯状疱疹痛に対するtemporary SCSの有効性は高く,帯状疱疹後神経痛への移行を予防する可能性が示唆された.

著者関連情報
© 2017 一般社団法人 日本ペインクリニック学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top