日本ペインクリニック学会誌
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症例
ペインクリニックにおける加療により乳房切除後疼痛症候群の症状が改善した2症例
小高 桂子藤田 淳子三輪 桜子川真田 美和子
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2021 年 28 巻 3 号 p. 31-34

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抄録

乳房切除後疼痛症候群(postmastectomy pain syndrome:PMPS)は,乳がん手術後に乳房,腋窩,上腕内側に痛みや痺れが遷延する病態であり,その主たる原因は神経障害性痛とされている.PMPSの治療は,神経障害性痛に対する治療としての薬物物理療法が主体となる1).今回,不安や術後のPMPSに対し,ペインクリニックにおける加療によって症状が改善した2症例を経験したので報告する.

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© 2021 一般社団法人 日本ペインクリニック学会
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