光通信分野での各種光部品, モジュールを実現する上での精密加工, 組立技術の果たす役割について最近の研究開発例を中心に概説した.特に低価格化に向けた加工組立実装技術の動向としては, 従来の部品を個別にアクティブにアライメントして調整する方法から, 部品をパッシブにアライメントして表面に載置する表面実装へと進んでいくであろう.また, 将来的にマイクロマシニング技術を用いたアライメントフリー実装方式も研究されており, 今後の発展が期待される.
加工, 組立技術等の精密工学技術は, 光部品, モジュールの低価格化, 高性能化に直接影響を及ぼす重要技術であり, その果たす役割はますます大きくなると考えられる.