静脈経腸栄養
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特集:NSTにおける各職種の専門教育のあり方
管理栄養士教育のあり方
寺本 房子
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2008 年 23 巻 1 号 p. 31-36

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抄録
管理栄養士は健康の保持増進、傷病者への適切な栄養教育や栄養補給を行うものとされている。これを受け、平成14年よりスタートした管理栄養士養成は、人間栄養学(human nutrition)をベースにしてカリキュラムが構築され、チーム医療の重要性や他職種とのコミュニケーション能力、栄養給食関連サービスのマネージメント能力、健康の保持増進・疾病予防のための栄養指導を行う能力を養うこと等を目指している。医学や栄養学の基礎を重視し、ベッドサイド活動で必要となる栄養評価や栄養指導、フードサービスなど臨床での実践活動に必要な項目の学内実習が強化された。一方、ベッドサイドでの研修はアメリカでは6~12ヶ月行われているが、我が国では1~2週間である。NSTで活躍できる管理栄養士養成教育については、今後も種々の角度から検討が必要と考える。
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© 2008 日本静脈経腸栄養学会
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