日本小児外科学会雑誌
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総説
胎児MRIによる肺囊胞性疾患,胸部疾患の診断
宮嵜 治
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ジャーナル オープンアクセス

2024 年 60 巻 5 号 p. 765-775

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抄録

胎児MRIは被写体である胎児が小さく,また胎動も多いため撮像,読影が困難である.胎児の肺の信号強度は在胎週数とともに上昇し,成熟度は肝臓との信号比が参考になることを知っておきたい.胎児超音波で疑われた肺囊胞性病変の評価は,囊胞の数や大きさ,性状などから鑑別診断を進める.先天性肺気道奇形:Congenital pulmonary airway malformation(CPAM)には特殊なSolid typeが存在し,T2強調像で低信号を呈する場合があることを認識しておきたい.肺分画症の診断では異常血管を指摘するためにsingle-shot turbo spin-echo(SSTSE)が必須である.先天性高位気道閉塞症候群には気管食道瘻を有する特殊な型が存在し,MRIで胎児の肺過膨脹の所見を注意深く読影する必要がある.本総説はこれらの実際の症例の画像を提示し解説する.

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