日本小児外科学会雑誌
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症例報告
Posterior sagittal anorectoplasty(PSARP)におけるタムガイドファイバー®の使用経験
―簡便な直腸盲端の同定法―
安孫子 諒一 , 山崎 徹, 酒井 正人, 岡田 安弘
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2026 年 62 巻 6 号 p. 1045-1049

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抄録

直腸尿道瘻を伴う鎖肛に対するposterior sagittal anorectoplasty(PSARP)は直腸盲端の同定に難渋することがある.タムガイド®は赤色光を体表から視認でき,直腸盲端位置同定の補助となりうる.今回,新生児期にS状結腸人工肛門を造設した直腸尿道瘻を合併した鎖肛2例に対し,月齢9にPSARPを施行した.肛門側人工肛門からタムガイドファイバー®(外径:0.5 mm)を透視下に直腸盲端へ留置し,光源を指標に後方矢状切開を進めることで,直腸盲端を11~12分で同定可能であった.症例2で膜様部尿道を一部損傷したため修復を要したが,術後尿道狭窄や漏出はなく,2例とも瘻孔再開通などの術後合併症は認めていない.タムガイドファイバーは,直腸盲端の同定を簡便に確実かつ短時間で行うための有効な補助手段と考えられた.

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