2024 年 2 巻 1 号 p. 36-43
【目的】成長期バスケットボール選手において膝前面痛と身体機能の非対称性との関連を検討した。
【方法】成長期男子バスケットボール選手51名を対象とし,アンケート調査,下肢筋力,筋厚,柔軟性,パフォーマンスの測定を実施し身長成長速度曲線の成長区分(以下,phase)にて膝前面痛と身体機能の非対称性との関連を検討した。
【結果】phase 2 17名,phase 3 26名を対象に統計解析を実施した。両phaseとも身体機能の非対称性は認められず,膝前面痛との関連も認められなかった。膝前面痛の有無で身体機能を比較した結果,phase 2において非軸足の膝前面痛の発生が多く膝前面痛あり群では膝関節伸展筋力が有意に低値を示した。
【結論】成長期バスケットボール選手では身体機能の非対称性を示さず膝前面痛との関連は低いが,片側の膝前面痛は発生しており膝関節伸展筋力が関連している可能性が示唆された。