2024 年 2 巻 1 号 p. 44-51
【目的】従来型のNordic Hamstring Exercise(NHE)ではハムストリングスの筋力に左右差を認めており,左右差がある対象者には適していない可能性がある。そのため,我々は片側上肢を前方へリーチするNHE(リーチ型NHE)を実施しているが,下肢の筋活動量は不明である。本研究ではリーチ型NHE時における下肢の筋活動量の左右差を検討した。
【方法】対象は健常成人22名(男性11名,女性11名,年齢29.5±5.8歳)とした。方法は,左右リーチ型NHE時の左右の大腿二頭筋,半膜様筋,腓腹筋内側頭の筋活動量を表面筋電図で測定し,左右の筋活動量をMann-Whitney U検定にて比較した。
【結果】リーチ型NHEにおいて,いずれもリーチ側の半膜様筋,大腿二頭筋,腓腹筋内側頭の筋活動量が非リーチ側に比べて有意に高値を認めた。
【結論】リーチ型NHEは従来型や片側型NHEの課題を改良した方法である可能性がある。