2024 年 2 巻 1 号 p. 32-35
【目的】スポーツ関連脳振盪直後の簡易的な姿勢制御評価として,the modified Balance Error Scoring System(mBESS)は最も用いられている手法である。一方,本邦において脳振盪の既往による姿勢制御への影響に関する調査は未だ少ない。したがって,今回はプロサッカー選手を対象にmBESSを実施し,脳振盪の既往との関連性を調査することを目的とした。
【方法】対象は健常なプロサッカー選手33名。脳振盪の既往がある選手を脳振盪群,既往がない選手を非脳振盪群とし2群に分類した。評価項目はオフシーズンにおけるmBESSとした。統計解析として,Mann-Whitney U testを用いて2群間の比較を行った(有意水準は5 %)。
【結果】群間比較において有意差は認められなかった(p=0.523)。
【結論】プロサッカー選手における脳振盪の既往の有無とオフシーズン中のmBESSに関連性を認めなかった。