2022 年 2 巻 Supplement 号 p. S1
前十字靱帯損傷は様々なスポーツ活動で発生し続けており、再建術後には受傷前レベルのパフォーマンスに到達できない方や、不幸にも再び受傷してしまう方がいる。これらは、スポーツを愛する方や、資源が限られた社会全体において大きな問題である。スポーツ復帰支援に関わる我々理学療法士は、これらを改めて主要課題の一つとして認識し、臨床・実践、研究、教育に真正面から向き合うことが求められる。
本講演では、我々の研究チームによる臨床データを含めて、主に再建術後のスポーツ復帰に向けたリハビリテーション、パフォーマンス向上、再受傷予防に関する最近の情報を整理する。前十字靱帯損傷・再建術後のスポーツ理学療法における課題を参加者の皆様と共有し、今後の研究発展、標準化につなげたい。