スポーツ理学療法学
Online ISSN : 2758-4356
研究論文(原著)
前十字靭帯再建術前後の大腿四頭筋セッティング時の内側広筋筋弾性率の経時的推移と関連性
山田 大智高木 啓至多田 周平橋田 剛一佐藤 世羅大堀 智毅辻井 聡中田 研
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 4 巻 1 号 p. 1-7

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抄録

【はじめに】前十字靭帯再建術(ACLR)後には,大腿四頭筋セッティング(QS)時の内側広筋(VM)の筋弾性率が低下するが,QS時のVM筋弾性率の回復経過は明らかではなく,術後4週のQS時のVM筋弾性率に寄与する要因も不明である。

【目的】Shear wave elastography(SWE)を用いて,ACLR術前と術後初期のQS時のVM筋弾性率の経時的な推移と,それらの関連性を明らかにすること。

【方法】ACLRが施行された19名19膝を対象に,SWEを用いて健側術前,患側術前,患側術後2日,患側術後4週におけるQS時のVM筋弾性率を評価し,多重比較と重回帰分析を実施した。

【結果】患側のQS時のVM筋弾性率は,術後2日で最も低値を示した。また,患側術後4週のQS時のVM筋弾性率と関連する独立変数として,患側術後2日のQS時のVM筋弾性率が選択された。

【結論】ACLR後2日のQS時のVM筋弾性率は,術後4週のQS時のVM筋弾性率の予測に役立つ可能性がある。

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