2026 年 4 巻 1 号 p. 1-7
【はじめに】前十字靭帯再建術(ACLR)後には,大腿四頭筋セッティング(QS)時の内側広筋(VM)の筋弾性率が低下するが,QS時のVM筋弾性率の回復経過は明らかではなく,術後4週のQS時のVM筋弾性率に寄与する要因も不明である。
【目的】Shear wave elastography(SWE)を用いて,ACLR術前と術後初期のQS時のVM筋弾性率の経時的な推移と,それらの関連性を明らかにすること。
【方法】ACLRが施行された19名19膝を対象に,SWEを用いて健側術前,患側術前,患側術後2日,患側術後4週におけるQS時のVM筋弾性率を評価し,多重比較と重回帰分析を実施した。
【結果】患側のQS時のVM筋弾性率は,術後2日で最も低値を示した。また,患側術後4週のQS時のVM筋弾性率と関連する独立変数として,患側術後2日のQS時のVM筋弾性率が選択された。
【結論】ACLR後2日のQS時のVM筋弾性率は,術後4週のQS時のVM筋弾性率の予測に役立つ可能性がある。