【目的】バレエダンサーの脛骨跳躍型疲労骨折の発生率とリスク因子を調査すること。
【方法】対象は,ダンサーのメディカルチェックに参加した無症状の13~40歳の51名102足(男性6名, 女性45名)とした。脛骨側面のX線画像を撮影し医師が骨折の有無を診断した。片側または両側に骨折があった者を「骨折あり群」,両側ともに異常がない者を「骨折なし群」とした。問診票にて年齢,性別,身長,体重,BMI,レベル,バレエ開始年齢,バレエ歴,練習時間について聴取し,2群間の比較検討をした。
【結果】28名46足に骨折があった。骨折あり群では,身長,体重,バレエ歴で有意に高い値を示した。その他の項目では有意差はなかった。
【結論】身長と体重が大きいほど,バレエ歴が長いほど骨折のリスクが高いことが明らかであった。バレエを始めたなるべく早い段階からメディカルチェックを行うなどの早期発見と,無症状のうちからの予防対策が大切である。