スポーツ理学療法学
Online ISSN : 2758-4356
研究論文(症例報告)
歩行時の胸骨回旋遅延時間と仙骨回旋角速度に着目した腰痛症例
瀬戸口 淳勝田 紘史
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ジャーナル オープンアクセス

2026 年 4 巻 1 号 p. 13-20

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抄録

【目的】腰痛を呈するモーグル選手を対象に,歩行時の鉛直方向加速度が最大となる踵接地時と回旋角速度最大値時点の時間差(Peak Time lag of Sternum rotation:以下,PTS)および仙骨における回旋角速度最大値(Peak Angular velocity of Sacrum rotation:以下,PAS)を計測し,腰部症状との関係を長期的に検討することを目的とした。

【症例】本症例は,腰痛を呈した20歳代のフリースタイル・モーグル日本代表選手である。理学療法開始後,試合期A1と比べ非試合期B1に腰痛が軽減し,歩行時のPASが低下した。その後の試合期A2には神経症状の出現,歩行時のPTSの増加を認め,腰椎椎間板ヘルニアと診断された。その後,非試合期Cに神経症状は消失した。

【結論】腰痛を呈する選手に対して,歩行時のPTSとPASは腰部症状と関連する可能性が示唆された。

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