スポーツ理学療法学
Online ISSN : 2758-4356
研究論文(原著)
身体の回旋を伴う着地動作時の膝関節角度と鉛直床反力への影響
上田 愛裕田城 翼有馬 知志石原 萌香原 辰嘉前田 慶明
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 4 巻 1 号 p. 79-84

詳細
抄録

【目的】膝前十字靭帯損傷はバスケットボール競技に多い外傷であり,リバウンド動作のような身体回旋を伴うジャンプ着地時の受傷例も報告されている。本研究では3条件(正面,同側回旋,対側回旋)下での着地時の膝関節角度,鉛直床反力の違いを検討することを目的とした。

【方法】女子バスケットボール選手を対象に,11名22脚を調査した。3条件でのリバウンド動作を行い,三次元解析動作装置と床反力計を用いて,ジャンプ着地時の膝関節角度,鉛直床反力を測定した。解析区間は接地から40 msまでとした。

【結果】正面条件では有意な差はなかった。同側回旋条件では,全解析区間で,非踏切脚の屈曲角度が小さかった。対側回旋条件では,接地から20 msで踏切脚の外反角度が大きく,全解析区間で鉛直床反力が大きかった。

【結論】回旋方向の違いで膝関節角度,鉛直床反力が異なることがわかった。これは回旋方向が損傷リスクに関与する可能性を示唆する。

著者関連情報
© 2026 一般社団法人 日本スポーツ理学療法学会

『スポーツ理学療法学(Japanese Journal of Sports Physical Therapy)』は,2023年3月1日以降に公開されるすべての著作物にクリエイティブ・コモンズ表示4.0国際(CC-BY)ライセンスを導入いたします。CC-BYライセンスの条項では,著者は作品の著作権を保持しますが,著作権者のクレジットを表示すれば,誰でも『スポーツ理学療法学』の論文をダウンロード,再利用,改変利用,コピー,配布することを認めます。 著作権者のクレジット表示は,出典元論文の引用とライセンスを記載してください。 表示例は以下の通りです。 クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際ライセンスのもと文献3) より転載 再利用しようとするものが出版された論文の一部でない場合(例えば,第三者の論文から引用されている部分)には,CC-BYライセンスは適用されません。そのような部分の再利用については,特別な記載がない限り,引用の例外規定など適用される著作権法で認められる範囲での再利用,またはその部分が含まれている原作に示されているライセンス条件にしたがってご利用ください。 CC BYライセンスは,あらゆる種類の著作物を容易に自由に利用できるように開発されました。著作物にこの標準的なライセンスを適用することにより、著作物を自由かつオープンに利用できることが保証されます。 2023年1月 日本スポーツ理学療法学会 学術誌編集部会
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top