2027 年 5 巻 1 号 p. 16-20
【目的】ジャンプ動作の簡便な衝撃緩衝評価法を開発するため片脚ドロップジャンプ着地(SLDJL)における着地音と衝撃緩衝能との関連性を明らかにすること。
【方法】大学女子バスケットボール選手29名58脚を対象とし,20 cm台から床反力計上に着地させた。床反力計側方に騒音計を設置し最大着地音を計測した。床反力垂直成分(1,000 Hz)の最大値を到達時間で除して衝撃緩衝係数(LR)を算出した。各脚3回,計174試行を解析し,着地音とLRの関連をSpearmanの順位相関分析で検証した。
【結果】着地音は72.6(68.8‒76.5)dB,LRは0.6(0.5‒0.8)N/ms/kg(中央値[四分位範囲])であり,両者に強い正の相関(r=0.76, p<0.01)を認めた。
【結論】SLDJLにおける着地音は衝撃緩衝能と関連し,LRを簡便に推定できる可能性が示唆された。