【目的】膝前十字靭帯再建術後患者のReturn to Participation(RTPa)・Return to Sport(RTS)・Return to Performance(RTPer)に分類したスポーツ復帰レベル別と各時期での膝伸展筋力基準達成率の特徴について検討すること。
【方法】対象は2021年4月から2024年3月に初回ACL再建術を施行し,術後12か月まで経過観察可能であった191例で,術後12か月までの状況によりRTPa群55例,RTS群104例,RTPer群32例に分類した。術後4・6・8か月時における膝伸展筋力の基準達成割合および達成基準数別の対象者分布についてカイ二乗検定を用いて検討し,膝伸展筋力について分割プロット分散分析を用いて検討した。
【結果】各時期での基準達成割合は有意差を認めなかった。3時期で基準を達成した割合において有意差を認め,RTPer群が高値であった。膝伸展筋力は群および時期で主効果を認め,交互作用は認めなかった。
【結論】RTPer群は全ての時期において基準を達成した割合が高く,膝伸展筋力は全時期を通して高値であった。