市立岡谷病院呼吸器科
1980 年 2 巻 2 号 p. 191-197
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現在までに経験した気管・気管支の分岐異常の4例について報告した。症例1は、25才の男性で、B^1が気管から分岐する気管気管支であった。症例2は、36才の男性で、右下葉枝B^<10>の直上後壁に存在した気管支憩室であった。症例3は、59才の男性、肺癌例で、気管右側壁に存在した気管憩室であった。症例4は、70才の女性で、右B^1が気管から分岐する気管・気管支であった。いずれも、基礎疾患とは関係なく偶然に発見されたものであるが、気管・気管支の分岐異常については、常に注意しておくべきものと考えられる。
日本気管支研究会会報
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