気管支学
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気管支鏡と感染対策(第27回日本呼吸器内視鏡学会総会 : シンポジウム3-4)
千場 博
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2004 年 26 巻 8 号 p. 743-745

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抄録

気管支鏡検査および処置に際しては, すべての被検者に感染症が存在する危険性があると認識して器具の洗浄消毒滅菌を確実に行い, 医療スタッフも自身への感染防御には常に注意を払うべきである. 内視鏡の消毒剤に関してはグルタールアルデヒドが汎用されているが, 次世代の高レベル消毒剤であるフタラール製剤と過酢酸製剤が特に抗酸菌に対してグルタールアルデヒドに比べ有意に高い殺菌力を示している. 周辺機器に関してはできるだけディスポーザブル製品を使用することが望ましい. 本稿は, 日本呼吸器内視鏡学会のホームページ上に掲載した手引書「気管支鏡検査を安全に行うために」(日本呼吸器内視鏡学会, 安全対策委員会編)の感染対策の項と同じ内容である.

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© 2004 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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