気管支学
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症例
経気管支生検にて診断し得た肺多形癌の1例
川辺 梨恵松島 秀和大場 智広天野 雅子
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2017 年 39 巻 5 号 p. 381-385

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抄録

背景.肺多形癌は,その病理学的な特徴から手術や剖検で確定診断されることが多い.我々は,経気管支生検で診断のついた肺多形癌を経験したので報告する.症例.75歳女性.検診の胸部X線で異常を指摘され,当科紹介受診となった.胸部造影CTでB1+2a末梢に,気管支内腔に鋳型状に進展する長径4 cmの腫瘤影と,その内側に直径1.2 cmの結節影を認めた.気管支内腔に進展する腫瘍を気管支鏡下に生検したところ,多形癌の診断となった.手術を施行し,肺原発多形癌pT2aN0M0 stage IB+肺過誤腫と診断した.結語.本症例は気管支内腔に病変が進展していたこと,壊死が少なく腫瘍細胞が密に存在していたこと,細胞成分が紡錘細胞と巨細胞から成る多形癌であったことなどから,経気管支生検で診断が可能であったと考えた.

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© 2017 特定非営利活動法人 日本呼吸器内視鏡学会
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