抄録
地域固有の生態系の再生を目指す,自然再生のための緑化を実施するためには,在来植物の種苗採集のための知識の蓄積が不可欠である。また植生資材として緑化事業で多様な樹種を使用するためには,単位体積や単位重量あたりの種子粒数など,定量データの蓄積が不可欠である。ここでは1993年と1996年に国内で採取した在来植物の樹種13科33種について,1粒あたりの重量,1リットルあたりの重量,1 kgあたりの粒数を測定した。その結果,同じ樹種の成木同士でも種子群によって差の大きいものがあり,使用する際には留意する必要のあることが示された。