日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
ISSN-L : 0916-7439
技術報告
里山構成樹6種の伐採4年後における萠芽枝の消長
今西 亜友美, 森本 淳子, 柴田 昌三, 中西 麻美, 大澤 直哉
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 35 巻 1 号 p. 158-161

詳細
抄録
里山構成樹6種の萠芽枝の消長と発生時期との関係を明らかにするため,伐採初年と4年後の萠芽枝の消長について調査を行った。その結果,落葉樹であるコバノミツバツツジ,モチツツジ,ネジキは,発生時期が早い萠芽枝のほうが,伐採4年後における死亡率が有意に低く,萠芽枝長が有意に長いことが明らかになった。常緑樹であるヒサカキ,ソヨゴ,アセビは,発生時期と伐採4年後における死亡率および長さとの有意な関係は見られなかった。すべての樹種において,伐採4年目までに枯死した萠芽枝は,伐採初年の萠芽枝長が有意に短く,伐採初年と4年後の萠芽枝長に有意な正の相関がみられたことから,伐採初年の成長量が4年後まで影響することが明らかとなった。
著者関連情報
© 日本緑化工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top