日本緑化工学会誌
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技術報告
表土マット移植工法を用いたのり面緑化に関する調査研究(II)
藤澤 茂樹奥隅 豊栄安元 信廣柴田 昌三田中 伸一小澤 徹三
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2009 年 35 巻 2 号 p. 357-362

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抄録
表土をのり面緑化に利用する工法として開発した表土マット移植工法は,追跡調査により,表土マットに含まれる木本種からの萌芽,ミヤコザサの活着ならびに地下茎の伸長が確認された。条件のよいのり面では,木本種が侵入し階層構造を形成しつつあり,切土造成地における早期の植生復元が可能な工法であることが分った。そこで,効率的な表土マット利用のため,最低限の表土マット張付け数量・張付け方法及び表土マット間の間詰材料に関する検討を行なったところ,表土マット移植工法の特性や課題が明らかになった。
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