抄録
観葉植物の室内空気汚染物質除去に関与していると思われる,植物体へ吸収効果および吸着効果との関係について,ポトスを用い,閉鎖系チャンバー内にてホルムアルデヒドの濃度を測ることにより検討した。吸着効果を,植物への水分ストレス付与による気孔閉鎖を利用し,ポトスへの吸収を抑制することで求めた。その結果,水分ストレスを付与していないポトスではホルムアルデヒド濃度は大きく減少したが,水分ストレスを付与したポトスでは対照区と比べ濃度は低下していたが,その後の変化はみられなかった。このことから,植物のホルムアルデヒド除去効果には,はじめは吸着効果の方が高いが,時間の経過と共に,吸収効果の方が高くなることが示唆された。