日本緑化工学会誌
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論文
開花期のサクラ類の活力度評価-奈良県吉野山のヤマザクラを事例とした検討
今西 純一奥川 裕子金 鉉〓飯田 義彦森本 幸裕山中 勝次小島 玉雄
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キーワード: 健全度, 樹勢, 衰退, 開花量, 花数, 花芽
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2011 年 37 巻 1 号 p. 9-14

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抄録
サクラ類は全国に広く植栽され,地域の重要な景観資源となっている。サクラ類を適切に管理するために,活力度の評価が必要となるが,開花期の着花状況に基づく活力度評価の方法は定まっていない。そこで,本研究は,奈良県吉野山のヤマザクラを対象として,着花状況に関する 4 つの評価項目の検討を行った。その結果,樹頂部の頂枝における芽の数や,葉芽と花芽の比率は,栄養成長と関連を持ち,活力度の評価項目として適切であることが明らかとなった。一方,1 つの花芽から出る花数は,様々な生育段階を含む集団の活力度評価には適さなかった。個体全体の満開時の着花量は,活力度評価には適さないと考えられた。
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