抄録
千葉県の 5 つの地域においてモウソウチク林群落の分布を調査し,11 項目のモウソウチク林の群落や拡大箇所の特徴と侵略度の関係を検討した。その結果,侵略性への影響度の最も高い要因は拡大箇所の植生で,二番目に拡大箇所の傾斜方位であった。拡大箇所の植生では,ススキ-アズマネザサ群集への侵略度が高く,樹林の中では落葉広葉樹林への侵略度が高いことが分かった。また,竹林の管理状況と侵略性に関係は見られなかった。侵略性への影響度の高い 5 つの要因から数量化II類によって拡大モデル式を作成した結果,侵略性の強い群落を 68.6%の確率で判別することができた。