日本緑化工学会誌
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技術報告
施工後 5~14 年を経過した階段金網植生工による緑化事例のモニタリング
池田 昌義奥野 倫太郎沓澤 武山田 守
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2012 年 38 巻 1 号 p. 160-163

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抄録
階段金網植生工とは,階段状の金網で出来た階段ユニットを用い,安定した生育基盤を法面に構築する工法(商品名 階段植生工)である。階段ユニットは,落ち葉や雨を受け止めて養分の循環と土壌の永続性を保ち,植物に対して理想的な生育環境を作り出す効果がある。本報告では,施工後 5~14 年を経過した階段金網植生工 9 事例を対象として,植物生育状況の確認,課題や問題点の把握を目的に植生モニタリングを実施した。その結果,在来種による緑化が望ましいこと,客土材の長期的な維持のために無機系客土材の使用が望ましいことが分かった。また,法尻の草刈箇所や植物の生育が見込めない箇所の適用は避けることで,コスト縮減が図られる可能性があることが示唆された。
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