日本緑化工学会誌
Online ISSN : 1884-3670
Print ISSN : 0916-7439
ISSN-L : 0916-7439
技術報告
水田畦畔の植生管理の違いが斑点米カメムシおよび土着天敵の個体数に及ぼす影響
稲垣 栄洋市原 実松野 和夫済木 千恵子山口 翔水元 駿輔山下 雅幸澤田 均
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 38 巻 1 号 p. 240-243

詳細
抄録
水稲害虫である斑点米カメムシは,畦畔から水田に侵入する。本研究では,地際刈り,高刈り,除草剤,抑草剤,麦わら被覆,放任の6つの処理区を設定し,畦畔の植生管理の違いが,斑点米カメムシの寄主植物であるイネ科雑草と,斑点米カメムシの土着天敵であるクモ類の個体数に及ぼす影響を調査した。その結果,斑点米カメムシを抑制し,天敵密度を高める上では,地際刈りや除草剤によって裸地化を図るよりも,高刈り等で植生を維持しながら管理していくことが有効であることが示唆された。
著者関連情報
© 日本緑化工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top