抄録
全国各地でモウソウチク,マダケやハチクなどのタケが繁殖しているが,その有効活用をはかるために,これらのタケチップとクラゲチップを基本にし,これに森林土壌,シイタケの廃ほだ,シイタケなどの廃菌床,木炭を混合したタケチップ土壌改良材を製造した。このタケチップ土壌改良材の有効性を検討するために,草本植物のなかでは比較的生育期間の短い冬野菜のアブラナ科のミズナを用いて生育実験を行った。その結果,乾物重量や発芽生育状況が無施用区に対して,有意な差を示し,その有効性が実証された。今後,タケの有効活用と共に,周辺環境に対する負荷の少ない緑化用資材としての利用が期待される。