抄録
北海道羅臼地域においては,治山緑化用植物に地域に自然分布する自生種植物を使用している。さらに,使用種子を地域に自生する植物から採取することに取り組んでいる。品質が良くかつ安定した量の種子を確保するためには,採取対象植物の生殖生長の過程を毎年継続的に調査し,その結果を採取作業ならびに需給量の調整に反映させる必要がある。本技術報告は,羅臼地域における 2012年~2015年まで 4か年における主な自生種草本植物 3種と木本植物4種の開花から種子成熟に至る生殖成長過程と気象の状況について報告するとともに,現地種子採取の今後の課題を示した。