抄録
植物生長速度の評価指標である植物光合成速度の予測手法は,建物緑化など都市緑化計画への応用が期待できる。低照度や高温低湿度など環境ストレス下にある植物の光合成速度予測は,光合成速度モデルと気孔応答挙動モデルを組み合わせて解析を行う必要がある。しかし,それには 10個以上のパラメータ設定が必要である。そこでクスノキ(Cinnamomum camphora) を対象に取得した光合成速度等データに対して,ベイズ統計に基づくマルコフ連鎖モンテカルロ法を活用したパラメータ推定手法を適用した。その結果,本手法による光合成速度と気孔応答挙動に関わる重要パラメータの推定可能性を確認することができた 。