2017 年 43 巻 1 号 p. 259-262
本研究は,公園の利用者を対象にオンラインアンケート調査と対面式質問用紙調査の 2種の質問用紙調査を実施し,それぞれの調査手法の特性と適性を明らかにすることを目的とした。回答者属性と公園における利用行動,主観的な健康状態を調査および比較した結果,オンラインアンケートは,全体的な傾向を把握したい場合に適正が高く,対面式質問用紙調査は,特定対象に密着した事例研究を行う場合に適正が高いと考えられた。以上の結果から,本研究は各質問用紙調査手法の特性を把握し,その長所と短所に基づいた利用方法を提示した。