1969年に開通した東名高速道路(東京インターチェンジ~三ヶ日ジャンクション間)と,2012年に開通した新東名高速道路(御殿場ジャンクション~浜松いなさジャンクション間)の道路区域内について,クズ(Pueraria lobata (Willd.) Ohwi)の発生面積を2013年に調査した。その結果,全調査区間のクズの総発生面積は268.7haであり,土工部のクズ発生面積は,いずれの路線においても切土よりも盛土で大きな値を示し,土工面積あたりのクズの発生面積率も東名高速道路が新東名高速道路よりも高かった。