日本緑化工学会誌
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技術報告
オオイタビ( Ficus pumila L.)による城石垣内部の破損
坂井 清春高瀬 哲郎岡崎 壮一下條 信行全 槿雨金 錫宇寺本 行芳河野 修一江﨑 次夫
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2019 年 45 巻 1 号 p. 157-160

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抄録

唐津市史跡に指定されている唐津城跡では,石垣解体修理の際に石垣表面を覆っていたつる性植物であるオオイタビの根系が石垣の裏に侵入していることが発見された。根系は石垣裏の栗石層と盛土層の境界付近で旺盛な成長をし,これにより,栗石層の乱れや目詰まり,盛土の流出が発生していることが確認された。これらのことは,根系が石垣内部で広範囲にダメ-ジを与えたことの証であり,大きな災害を誘引する恐れがあると判断された。全国各地の石垣についても同様なことが危惧される。今後,大雨,大風や大型台風の来襲,さらに太平洋側では大規模な地震発生が予測されていることから防災・減災という視点に重点をおいて早急な対策が求められる。

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© 2019 日本緑化工学会
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