日本緑化工学会誌
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論文
ニホンツキノワグマによる剥皮害を受けたスギ樹幹における腐朽の進行(Ⅱ)
―剥皮後5年経過したスギを対象として―
大島 潤一 川崎 聖也野寺 開斗飯塚 和也石栗 太横田 信三
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2021 年 47 巻 1 号 p. 33-38

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抄録

本研究では,ニホンツキノワグマによる樹皮剥ぎ後5年経過したスギ立木を対象に,樹高方向での腐朽状況を調査した。動的ヤング率の樹高方向の変動は,全ての個体で一定の傾向を示さなかった。全周剥皮被害木における含水率の樹高方向の変動値は,部分剥皮被害木及び未被害木と比べて低い値を示した。一方,容積密度の樹高方向の変動では,未被害木は被害木よりも低い値で推移した。また,被害木のアルカリ抽出物量は,地上高0.2 mの辺材で未被害木よりも高い値を示した。このように,剥皮後5年経過した被害木では,地上高0.2 mの辺材で腐朽が進行していた。

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© 2021 日本緑化工学会
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