2021 年 47 巻 1 号 p. 39-44
本研究では,携帯電話の位置情報サービスに基づいた流動人口の変化から新型コロナウイルス感染症流行下における都市公園の利用実態を分析し,利用実態に繋がる要因を公園特性から明らかにすることを目的とした。大阪・堺・名古屋市の3都市21公園を対象に,2020年2月から9月の公園利用者数を2019年の同時期と比較するとともに,公園利用者数の変化と公園特性の関係を探った。その結果,新型コロナウイルス流行により平日の公園利用が増加する傾向がみられた。また,公園利用者数の対前年増減率と公園の周辺人口に負の相関がみられ,新型コロナウイルス流行下では都心部よりも郊外で利用者が増加する傾向が確認された。