日本緑化工学会誌
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技術報告
水辺ビオトープにおける物理的環境操作による蚊の発生抑制の検討
福丸 拳梧大澤 啓志
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2022 年 48 巻 1 号 p. 137-140

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抄録

水辺ビオトープの普及に向け,物理的な環境操作を行うことにより,薬剤や外来捕食生物に頼らない水辺ビオトープでの蚊の発生を抑制する方法を検討した。光及び流水環境,水替え頻度を組み合わせた実験区を設け,2021年5~9月にかけて2週間毎にボウフラの発生数を計数した。止水条件下での日陰の有無で比較すると,日陰で発生数が多くなる傾向が認められた。日陰条件で止水域~流水域で比較すると,流速が弱い程,発生数が多くなる傾向が認められた。日陰の止水域条件で水替え頻度別で比較すると,頻度が低くなる程,発生数が多くなる傾向が認められた。

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© 2022 日本緑化工学会
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