ススキの地域性種苗(種子)を活用した緑化資材を用いて比較試験を実施し,3年間調査を実施した。ススキの被度が最も高くなった施工2年目のススキ被度は,無施工区で1.7%,一般的な斜面緑化資材で,網状で被覆率が低い植生マット,植生シートでは17.5%,13.3%であるのに対し,ワラを主体とした植生マットでは37.5%,24.2%となった。また,ワラにヤシを加えた厚いマットでは30.8%,17.5%となった。一方,3年目にはいずれの試験区もススキの被度が低下ししたが,ススキの草丈は生長していた。導入したススキの発芽や初期生育には適度な被覆と厚すぎない素材さらに補肥力も必要であり,種に適した緑化素材を活用することが重要と示唆された。