2022 年 48 巻 1 号 p. 164-167
東京都清瀬市にある大林組技術研究所の外構緑地において,客土区,耕起区,対照区を設置して,6種の草原生植物の播種試験を行った。2020年11-12月に試験区を設定して播種を行い,2021年10月時点で初期定着している個体数を数えて評価した。すべての種において,初期定着数は客土区が最も多かった。アキカラマツ,シラヤマギク,ノハラアザミは対照区ではほとんど初期定着が確認できなかったが,耕起区で一定の初期定着が見られた。一方で,ツルボ,ツリガネニンジンは対照区でも一定程度の初期定着が確認され,条件によっては既存の植物がいる中でも初期定着する可能性があることが示唆された。