2024 年 50 巻 1 号 p. 63-66
愛知県のマサ土地域での芝生地土壌の炭素量に影響する要因を明らかにするため,コウシュンシバの低草丈品種を植栽した芝生地において,炭素含有量を測定し,芝草の生育状況や土壌の性質との関係について検討した。各芝生地の土壌の炭素量,窒素量,芝草の草丈,葉色を測定した。土壌深 0~30 cm までの土壌炭素量は 0.9~5.0 kg m-2であった。土壌深 0~10 cm の炭素量は芝草の葉色が濃くなるほど増加した。また,芝草の葉色は土壌深 0~10 cm の窒素量が多いほど濃くなった。これらから,芝生地土壌の窒素量が多いと芝草の葉緑素量が増え,有機物生産量が増加し,表層土壌の炭素量が増加すると考えられる。