2024 年 50 巻 1 号 p. 67-70
グリーンインフラとして注目される雨庭を対象とし,暑熱緩和機能の定量評価を試行した。土地被覆・樹木被覆・不浸透面被覆等のラスターデータとリファレンス気象局の実測値を用いた気温・湿度の推定モデルi-Tree Cool Airを用いて,団地内の雨庭と駐車場舗装面・芝地・緑陰地等,周辺箇所における降雨翌日の気温・湿度等の経時的計測値と推定値とを比較検証した。また,雨庭に樹木や水面の機能を追加した場合の気温・湿度を推定した。試行結果より,雨庭等の温度・湿度等の推定値は実測値と近似し,評価モデルとしての妥当性を確認できた。更に,雨庭に樹木や水面を組み合わせることで各2℃程度の温度低下が期待できることが示唆された。