植物のサイズや葉面積と壁面緑化植物の乾燥重量や炭素固定量の関係を調査し,簡易に植物体に含まれる炭素量を把握する方法について検討した。緑化壁面に利用されることが多い14種の植物を対象に,成長に伴う植物の地際から先端までの長さ,葉面積,乾燥重量の変化を経時的に測定した。いずれの植物でも植物の地際から先端までの長さと乾燥重量,および葉面積と乾燥重量の間には有意な正の相関関係が見られた。対象植物は回帰直線の傾きにより区分された。植物の炭素濃度はおおむね450 g kg-1であった。これらのことから,植物の長さや葉面積からおよその炭素固定量を推定することは可能であると考えられた。