生物多様性を高める都市公園の基本計画策定にあたり必要な科学的知見が乏しい。本研究では, 都市公園の林分構造と包括的な生物多様性の指標である樹木のマイクロハビタット(TreM)の関係を LiDAR SLAM で取得した 3D 点群データから明らかにすることと, 具体的な都市公園林分の基本計画を提示することを目的とした。3D 点群データによる林分構造指標とTreM の存在量の関係解析から,胸高断面積合計が大きいほど枯死部関連 TreM が増加し, 林冠が閉鎖し樹木が密集するとキツツキ関連 TreM が減少した。生物多様性に配慮した都市公園の基本計画として, 林冠が閉鎖しない程度に大径木を配置することが有効であると考えられた。